「姉貴??」 「ん??」 声が震えた。 「何泣いてんだよ~っ・・・」 「お笑い見てて泣いただけですよぉ~~っだ!!」 机に置いてあった適当なお酒を 手に取り飲むと 「あぁぁ!!それ俺の!!」 「ほえ??」 司の缶を飲んでしまった。 「姉貴のバカ野朗ー!!」 「あっはははっ」 これは本当の笑い声だった。 これが最後の笑顔になるなんて 気づかずに わたしはまた明日、また明日と 歩んでゆく。