「それでも好きなのっ・・・いけないことなんだって分かってる。でもっ・・・」

「そのこと司に言ってみろ、司がどんな態度とるか、どんな言葉を返してくるか・・・知ってるだろ??」

「叶わないって知ってるっ、でも・・・わたしっ」

「んじゃ俺が司にそのこと言ってやるよ」

「え・・・??」


見下すような目を姉貴に向ける優輝は

弱みを握った

そう顔が物語っていた。


「バラして欲しくなかったら。俺と付き合え」


これって脅しじゃねぇのか??

秘密をバラさない代わりに付き合えと・・・


「どうする??・・・亜美??」


姉貴は服を強く強く握り


「言わない・・・でっ」


震える声で。泣きながら

優輝に


「優輝と付き合うからっっ・・・言わないで・・・」


そう言い


「これで亜美は俺のだよね??」


コクリと頷いた。


「ふぇっ・・・」


そしてその場に座り込み

優輝が抱き締めた。


「これからはずーっと一緒にいような」


コクリコクリと頷くだけの姉貴。


「亜美好きだよ・・・」


優輝は姉貴にキスを落とした。