亜美SIDE



あれ以来

司と顔を合わせることはなかった。

あれから

2ヶ月が経った。


「亜美!!もうちょっとで、クリスマス!!」

「そーだねぇ、あと2週間っ」


翔はカレンダーを指差して

はしゃぎだした。


「ぷっ・・・」


ほんと、こどもみたい。


あれからわたしは

いろいろ悩んだ。

どうすればいいのか。

何をすればいいのか。

でも悩んでも結果なんて

出てこなかった。

悩んでもしょうがない。

限られた時間を

幸せに生きようと、

そう思った。

だからわたしはもう

迷わない。

悩まない。