司SIDE


もう嫌われたなきっと。

あれから顔を出さずに

帰ったし。


「明日も来たら俺はどうすればいい??」


偽りの気持ちで接するまんまでいいのかよ。


「亜美ごめんな」


綺麗な月を見ながら

亜美を思い出す。

これが俺の優しさなんだって

気づいて欲しい。

でも絶対に気づけるはずなんてない。


「今泣いてるか?寂しがってんのかな」


泣いてたら抱き締めに行ってあげたい。

寂しいなら楽しい話をしよう。

寒いのなら俺と一緒に寝よう。

んなこともできねぇ俺が


「無様・・・」


笑うしかないだろ?

神様ならこの俺に

夢と希望。

くれよ。