禁断の恋


「え、なんの相手・・・」

「寂しい人の相手に決まってんだろ~??」


あ、そっちか~っ


「あ、もしかして・・・期待してた??」

「なっっ・・・///」


図星・・・


「そ、そんなんじゃないもん!!」

「嘘つけ!顔真っ赤!!」

「う、うるさい!!」


こんなやり取りがずっと

ずっとずっと続けばいい。

楽しいから、気持ちが楽になれる。

時が止まってしまえばいい・・・


「このまま時が止まったらいいのにな~っ・・・」


なんとなくでた本音。


「亜美ってさ~・・・」

「ん?」

「・・・やっぱいいや!!今度言うわ」

「え!気になる!!言ってよぉ」


翔の病室の扉が開いたままなのを

忘れていた。

誰かに見られているのかさえ

忘れていた。

この会話が遊に聞かれていて。

見られていたなんて

知らずに

わたしは笑っていた。