「相談したいときいつでも来て。」
「うん・・・」
ゆっくり抱き締めてくる翔。
胸板が大きくて
いい匂いがした。
こんな人に出会えば・・・苦しまずに済んだ??
「ケーバン交換しよっ♪」
「うん」
翔と連絡先を交換した。
「あ、名字何?」
「俺?俺はね―・・・須田翔。」
須田翔・・・
「かっこいい名前!!」
「あ、そーやってからかう!!」
「翔ってほんと優しい人!!」
心の底から思った。
なんて優しいんだろう。
「えっ」
翔に抱き締められる。
これで3回目だ。
「どうしたの??」
「俺のこと誘惑すんなよ?」
「え?」
「昔の血が騒ぐ。女を抱きっ」
「最低!!!!!!!」
そう叫び笑った。
「嘘嘘。久々に女の子抱き締めて緊張したわ~っ」
「ぷっ、何それ」
「彼氏んとこ辛かったら俺んとこ来いよ、相手してやる」


