亜美SIDE


「司、目を覚ましたかな??」


家の時計を見つめ続けて

何時間経っただろう。

抜け殻みたいに

ずっと秒針が進むのを見ていた。


「遊君にメールしてみよぉかな」


【司はどう??】


送信。――――――――


目を覚ましたって言ったら

病院へ行こう。


「支度しておこうかな」




ピリリリリリ





【目はまだ覚めてないよ。明日辺りじゃないかな?】


「なんだぁ・・・覚めてないのか・・・」


明日に顔出そうかな。



【ありがとう、明日病院へ行くね】



「・・・っと。」


明日になったら司の笑顔見れるかな??

暖かい目をして

笑ってくれるかな??