司SIDE


「遊大丈夫か??」

「ジュース買ってこい♪」


八重歯を見せて

笑顔を見せる遊。


「は?無理」

「あ!いいのかなぁ~??」

「っち・・・何がいい??」

「もちろん・・・カルピスでしょ♪」


男のくせして

カルピスが好きな遊。


「分かったよ」

「いってらっしゃ~い」


病室を出ると


「くっそ!!」


遊の声が聞こえた。


「なんで・・・指が動かねぇんだ??」

「え・・・」


指が動かない??

どーゆうことだ??

自販機に向かいながら

頭が混乱する。