司SIDE


「姉貴、起きろ!!!!」

「う・・・うぅ~~ん・・・」

「・・・おい!!!!」


今日は日曜日だ。

俺の姉貴、亜美は9:30になっても

起きては来なかった。


「今日買い物行くっつって人を付き添いに誘ったの誰だよっ」

「ん?え?・・・えええええええっっ」


携帯で時間を確かめて今の状況を理解したのか

姉貴は飛び起き部屋の中を歩き回った。


「とにかく朝飯出来てっから食って、んで着替えてでかけるぞ」

「ああーーっ、もう最悪!!!!」


リビングへ走って降りていった姉貴。

寝坊なんていつものこと。

俺が毎朝起こす。

これが俺の日課。


「司ーーーーーーーーっっ」

「あああああっ????」


リビングから大声で俺を呼ぶ姉貴。

声でけぇ・・・


「わたしのタンスから、服。取ってきてーーーーーーっっ」


はぁぁあ??

服?!?!

姉貴が何着るかなんて知らねぇっつーのっ!!!


「ショーパンとボーダーのTシャツと半そでのパーカー!!!!!!!!!!!」

「ったくっ・・・」


弟の俺を使いやがって・・・