離婚が成立しても、状況は一向に良くならなかった。 俺はDV男だということで、家から半径100M以内は近づいてはいけないと決められた。 警察からも電話がかかってきては 「今どこにいますか?」 などと所在確認されていた。 自分が我慢することで子供たちが普通の生活に戻れるならそれでいい。 自分はDV男でも何でもいい。 でも、芽依と里桜だけは守りたい。 それしかなかった。 買ったばかりの家も売り、それぞれの財産分与も終え、全てが終わったのは、あの日の喧嘩から何ヶ月も過ぎた頃だった。