帰り道、なんだか悠香ちゃんと目が合わせられなくて、1人で帰ろうとしていた。 そのとき、後ろから声がした。 「朋実ちゃん!一緒に帰ろう!」 悠香ちゃんだった。 「うん・・・あの・・・さっきは、ありがとう。ごめんね。あたし、給食のとき何もしてあげられなくて・・・。」 「いいんだよ!友達だもん!そんなことで朋実ちゃんのこと嫌いにならないよ!」 悠香ちゃんの優しさは痛いほどだった。