夏休みの勉強は『運命の出会い』


いけないって思った。愚痴じゃなく癒せる人にならなきゃだよね。

「関さんは、悩みないんです?」

「私は大人だから大丈夫ですよ」

癒してあげようと得意になったのに、私は子供扱い。

少しムッとして恵美みたいに頬を膨らました。


「関さんて、優しそうな顔をして遠回しに毒舌ですか?」

「ハハハッ里沙さん見破るなぁ!!」

名前を教えてくれたのが嬉しくて、私はにやけながら顔を下げた。

だって、肩を揺らして笑う関さんの無邪気さがキュンキュンしちゃう。


「関さん?」
「里沙ちゃんって話したら面白いなっ、ははは、ッハハ」

大人なコーヒーショップは静かにしなきゃなんだから、周りに迷惑だよ。