“出会った”と思われるように、私は無言を埋めるように必死で話した。
「私社交的じゃないから!なかなか決まらなくて!やっと5月に決まったんですけど、なんかあんまりいい会社じゃなくて」
〓さりげなく“未熟さ”をピールしなさい〓
――お母さんが言っていたお喋りできてるのかな。
関さんなら私の話を聞いてくれるって、そんな気がしたの。
だって挨拶を重ねるうちに、関さんってば人柄のよさが滲み出てるんだもん。
「私来年の春やってけるか不安です、だからここに通って良かったと思ってます」
受け止めてくれる、そんな懐のでっかい人。



