夏休みの勉強は『運命の出会い』


最悪だって嘆くわたしを、やっぱりママは褒めてくれた。さすが娘って抱きしめてくれた。


どうして?
だってわたし、可愛い話(友達とパフェ食べたの♪とか、友達とオソロでボンボンゴム買ったの♪とか)ではなく、

クラスの男子が休み時間にプロレスごっこするから机倒された話とか、

前髪切ったら切らなかった方が良かったって男子に馬鹿にされた話とか、


そんな可愛くない話しちゃったんだよ。

それに今考えたらタラコスパゲッティーとかオシャレなものじゃなく、

クラスの男子が食べてそうなハンバーグミックスフライ定食を選んじゃったの。


もうなにもかも、ガキンチョじゃない。泣きたいよ。