空き瓶ロマンス




「うーん、その倫子ちゃんって子は、どんな趣味してるわけ?」


「確か考古学や、恐竜……後は、時代小説とか……ということは、


クリスマスプレゼントはディアゴスティーニ、もしくは鬼平犯科帳全巻コンプリートとかの方が喜ぶんだろうか……」


「コラコラ……!」


彼女は苦笑し、


「……さすがに、そんな色気のないもの許さないわ。


直球にもほどがあるし、それにもしも彼女が既に持ってたらどうすんのよ! 


プレゼントと所持品が被るのほど始末が悪い事はないわ。


人からの贈り物だと簡単に処分できないしね!」


「な、なるほど……」


「ふーむ、……でも、どうやらありきたりな可愛いものも、どうかしら、って感じのようね。



ぬいぐるみなんかも、『毛玉のもとだ』って嫌う子いるし……」