空き瓶ロマンス




「はい、サプライズがやりたくて潜んでたミミ先輩、はっちゃん先輩です!」


「みんな久し振り。元気だった?」


「うわ、人数多っ。増えたね~!」


「お久しぶりです!」
 

私達は、先輩達を取り囲んできゃあきゃあ騒いだ。
 

まず先輩は私の髪が短いことに驚いてから、今度は人数の多さに驚いた。


三年生と一年生は、あまり接点が無かったように思う。


先輩達が引退してから、入部した子もいる。


そういえば先輩達が現役の頃は、私とチャーキーと、四人だけでしたね。


大会の時だけはもう一人借りて来て……。



懐かしい話に、花が咲く。


楽しいはずなのに、どこか虚しい……。


私は笑顔の隅で、ちらりと今夜の事を憂いた。


 
――今日のクリスマスイブ、どうしようか……。