「それと、オーディションと並行して、 照明のセッティングとか、道具も揃えていくからね」 「はーい」 演目は、私が目を付けていたものに決まった。 (他の劇は、やはり装置や衣装に適当なものが無く、 結局多数決で落ちた) 登場人物は六人の、三十分劇。 普通は、自分がやりたい役が、 他と被ったらオーディションで決めるのかもしれない。