空き瓶ロマンス




「最後の問題、あれ『ピータン』でしょ?」

「嘘っ!あたしあれ、『フォアグラ』って書いちゃった!」
 
そんなような事が耳に入ってきて、私はへらへらと笑った。
 
前の席に座っていた美結に、私も訊かれる。

「倫子、テスト出来た?」

「まあまあかな……」
 
伸びをしながら答えると、彼女は何故か首を傾げた。

「倫子、何かあったの?」

「えっ……何で?」