空き瓶ロマンス




私は紙の束を抱え、ベッドに潜り込んだ。


こんな時くらい、流し読みだって、構わないだろう。


それなら、眠る前にざっと目を通す方が、羊を数えるよりも効率が良かった。


(えーと、タイトル……『地獄の彼方より』。

……何だこの重そうな内容は)


初めに手に取った台本のストーリーは、


演じているだけでいかにも気が滅入りそうだった。