急に、胸に緊張が走った。 (もうすぐ会える……) 文の最後に住所があった。 『マンション・アトウッド』……どこかで、聞いたことがある名前だった。 (もしかして……あそこ?) 思い当たったのは、通学路にあるマンションだった。 (いや、まさか……え、だって、近すぎるでしょ……) しかし、通勤にそのマンションに面した道を使う父に確認すると、 やはりそうだった。