空き瓶ロマンス




信也は何度か瞬きをして、崩れ落ちるように、テーブルに頬を乗せた。



……酔っている、わけではないが、


冷静な判断がつかなくなっているのが、少し分かった。



だが、何だかそれすらどうでも良くなってしまったので、


信也はそのまま目を閉じた。



(明日……早起きしてシャワー浴びるか)



今日はこのまま、眠ってしまいたかった。