空き瓶ロマンス

「変質者といえば、
倫子ちゃんさっきの男どうした?」


恵子さんが、手を休めずに私に尋ねた。


すかさず、残りの二人が私を見た。



「あー……オーナーが行って下さったんで、
あれ以降は平気です」



「オーナーが!?」




三人は叫んだ後、けらけら笑いだした。