「ある。どうして体育に出席しないんだ? それを『体調が悪いから』とは言わせないぞ。 仮に持病か何か、きちんとした理由が合るとしても、 出ないなら出ないでそれなりの手続きを……」 「理由……?」 みちるは、不思議そうに首を傾げ、 ふと空を見たと思うと信也に向き直り、にっこりと笑った。