「ん、何?」 「好きな人がいるって、どういう気持ち?」 きょとんとした亜矢の横で、ママが飲んでいた豆乳を噴いた。 「え?どんなって……」 「だから、好きな人がいるって、どんな……」 ……自分で言っていて、恥ずかしくなって来た。 私は言うのを止めて、膝を抱えて座り直した。 長い制服のジャンバースカートに、足がすっぽりと隠れる。