空き瓶ロマンス

「多分、ふざけてるんだとは思うんですけど…
…ただ今考えてみたら、その人あんまり酔ってるようでもなくて、
何か本気っぽくて怖くて……」




私は、事の次第をオーナーに告げた。


事情を聞きながら、オーナーはだんだん表情が真剣になっていった。

これはきっと彼女の経営者として、責任者としての顔だ。



「……分かった。何番卓?」