急に少年は踵を返し、 「そうそう……僕は一年二組の斎藤みちるです。 体育、ずっと休んでてすいませんね」 ぱたりと扉が閉まって、後には信也だけが残された。 (斎藤……みちる) どこかで聞いた名前だった。 だが、見覚えの無い生徒だった。