空き瓶ロマンス




「私それ干した覚え無いよ?」



私は家事全般を引き受けている為、当然洗濯もする。


情けない話だが、父や兄の衣類だって、シャツ一枚から下着まで把握している。


「何っ!?俺はちゃんと洗濯機に入れたぞ!


まさか盗まれたのか…!?」



兄があまりにも真剣に悩んでいたので、呆れてきた。