空き瓶ロマンス

「ああ、それに近い」


斎藤君は私と同い年の男の子で、
高校は違うけどよくシフトで一緒になる。


標準語のイントネーションで、関西弁に似た言葉を喋る彼は、
他のバイトのお姉さん方(私達は最年少だ)や社員さんに受けも良い。





しかし、彼は注文されたウィスキーの水割りを作りながら、