空き瓶ロマンス



「おっ。

信也のメインディッシュが来たぞ」


ワックスで髪をツンツンに立てた男性が、
例の鳥辺野さんをからかうように小突いた。



「やめろ」


一方、彼は冷静にそれを制した。


「失礼致します」



私は、皿を置いた。