空き瓶ロマンス

「あ、はい」

私は厨房に行って、ケーキの載った皿を三枚持った。


ケーキはウエディングケーキを切り分けたもので、
ふるふると今にも崩れそうで、バランスが取り辛い。



だから私は、さっさと運ぶ事にした。



「失礼致します、
デザートの盛り合わせでございます」