空き瓶ロマンス

「あの人です。

あの背の高い、手前側の……」



「……ああ、あの人なら、
ずっとしかめっ面してたわよ?


だから、別に睨んでるわけじゃないんじゃない?

標準があれでさ」




「なら、いいんですけど……」




何かが引っかかったものの、今は考えないことにした。