空き瓶ロマンス

「よっ。

今日、新郎友人格好良い人多くない?」


カウンターの奥に戻った時、恵子さんがにかっと笑った。



「さ、さあ……」



私がぎこちなく言うと、彼女はぷっと吹き出した。



「やーだ、さっきの事、まだ気にしてんの?」




「ええ、まあ」