空き瓶ロマンス




彼は子供のように人懐っこく笑い、視線を皿に戻した。



「失礼致します」



私は、彼の隣の席にも皿を置いた。

すると、その客は軽く会釈をしてくれた。





(何か、今日のお客はえらく態度が良いな……)