空き瓶ロマンス

 


兄は、スナック菓子で汚れた指で承諾のサインを取った。



よし。




(だけど、頼むからその油っこい手を、顔には近付けないで欲しい……)




「というわけで、私あっちのブース見て来ますね」





にこやかに笑顔を向けると、鳥辺野さんは案の上頷き、





後から付いて来ようとした。