と思いきや、 「だけど、今回の倫子との付き合い云々と、これはまた別の話なんで、 覚悟して下さいね先生。 先生が諦めるまで俺、口利いてやりませんから」 さっきと同じテンションで兄が言ったので、しばらく意味が分からなくて、 誰も答える人間がいないまま、車内に沈黙が漂った。