空き瓶ロマンス

 


えっへん、と兄が胸を張った。



(だけどその時は、兄の体調が落ち着くまで大変だった事を、私は知っている……)




「馬鹿、あまり無茶をするな」


鳥辺野さんは、呆れたように言った。


私もそれには同感だ。




(だって、付き合わされる側の人間にしてみたら、





やっぱり笑い事じゃ済まされない)