空き瓶ロマンス

 



まさか、彼がこう出て来るとは思わなかった。



(今度こそ、本当にどうしよう……)



……凄く行きたいけど、凄く行きたくない。



しかし、私は閃いた。






「――お兄ちゃん、恐竜好き?」