ミイラに慣れたのもその頃だ。 『グロいものが好き』という排他的な理由ではなく、 私は単純にミイラに関心を寄せていた。 確かに最初は気味が悪くて、ページを捲った瞬間に、 どアップで掲載されていたミイラの顔写真はしばらくトラウマになったが、 私は次第に、ミイラに強い魅力を感じるようになっていった。