空き瓶ロマンス




ガラス張りのドアなのに、私が外にいた事に気付かなかったのは、
彼の過失だが、ここで自分の本音を口にしては、接客にならない。



「申し訳ございません!」



私は、すぐに起き上がって、叫ぶように言った。


すると、


「あ、すまない……!」