眠たい...
早く家に帰ってシャワーでも浴びようかなって考える。
疲れた...
すると、聞きなれた着信音がなった。
お母さんかな...
『啓翔』
また、啓翔から?
でもコンサート終わったばかりなのに。
「もしもし」
『みのり?!コンサートいた...よな』
「いた。お疲れ様でした。」
『...ありがとう。今から、会えない?』
「友達といるんで。」
『友達と一緒に。コンサートの関係者以外っていうところがあるから、そこから入ってくれない?』
「...いいの?行って。」
『いいよ。早く来てな。』
それだけ言って電話は切れた。
麗華は不思議そうな顔をしている。
事情話すか...

