「こんなにも多いわけ?」
「そりゃあ、そうだよぉ...だってアノdashのコンサートなんだから!」
よく分からないけど、チケットを取るのは凄く困難だったらしい。
ファンクラブ会員数も凄いらしく、麗華いわく嫌なんだそう。
「ふーん...入ろう」
「ちょっ...みの、待ってぇ」
早く椅子に座りたい...
会場内に入ると凄い熱気に包まれていた。
まだ始まる3時間前だというのに、ほとんどの席が人で埋まっている。
あたしたちは、花道と呼ばれる席の1番前だった。
そして、3時間後のコンサートを待っていた--

