だけど、行くと言ってしまった以上
断ることも出来ない。

麗華はテンションが凄く上がって隣でdashの歌を歌い始める。
隣で仕事しているあたしは、
テンションが下がる一方だった。



ハァ...




すると、着信がなった。
こんな時間たいに誰よ...


ディスプレイを見ると『啓翔』と出ている。


アイツ...



席を立ち、廊下に出る。




「...はい、もしもし」

『みのり?俺だけど...』

「何?今仕事中。っていうか馴れ馴れしく電話かけて来ないでくれる?」

『まじ...仕事なんだ。何のしごと?』

「デザインみたいな...それで用件は?」

『嫌...みのりの声が聞きたかったんだ...』