「すいません。」

「あ、いや...よそ見してたのはコッチなんで気にしないで」



声も、綺麗だ。
近くでみると...
胸がドキドキする。




今まで、見てきた女優達はこの子よりも
綺麗な人が多くいた。
だけど...
なんだか違う感じがしたんだ。

俺がみてきたなかで、1番綺麗だ....





「あ?ごめん...じゃあ今度請求するから電話番号教えて。明日電話する」

「何でですか。知らない人になんか教えたくない。」

「あ~ぁ、この車高かったんだけど。」





こんな車、そこまで高くなかった。
だけど、この子ともう会えなくなるのは嫌で...
適当に理由を付けた。





これで、また会える....
そう思うと、俺は嬉しくて仕事も手につかなかった。


これが運命の出会いだったんだ――――