ふと、頬に熱いものが流れた。 「しょっぱ」 涙、だった。 目をつぶっても、耳をふさいでも....... あのテレビの光景が忘れられない。 クールって呼ばれてる、あたしなのに。 涙なんて、らしくない。 だけど、辛いものは辛い.... 思ってたよりも........ 啓翔が好きだったんだ――――― 裏切られた―その事しか頭になくて、 あたしは....そのまま眠りについた―