甘甘アイドルと幸せな時


「海での競争は、俺の勝利でさ...親父は笑いながら呟いてた。『お前も速くなったなぁ』って。嬉しそうに言ってたよ...」



悲しそうに、思い出すように言う啓翔の顔が
あたしの目に焼きついた。






「ハハッ....これも、みのりにしか話した事ないからな...」





そんな過去があったなんて....



つい、抱きしめてしまった。







「...みのり?」

「...」