もう、辺りは真っ暗で昨日のように星が輝いていた。 ふと見ると啓翔の車がアパートの前に止まっている。 「啓翔?」 窓をノックした。 「あ、入って」 口パクで言ったから、入る。 あ、啓翔の香りだ... 「待った?」 「全然」 やっぱり、本物はドキドキする。 「どうしたの?会いたいって?」 嬉しいはずなのに、緊張して苦しい。