MINORI SIDE


「言ったほうがいい、と思う?」

「うん!しりゃあそうだよぉ。言わないと啓翔くん忙しいんだからぁ」



そうだけどね.....




「みのならいけるって♪あ、今日輝と飲みに行くんだぁ...だからもう行くねぇ♪」




麗華は手を振って行ってしまった。
自分から誘っておいた癖に....




「何よ....薄情者」




後ろ姿を見て呟いた。







麗華が影で...
啓翔に電話してたなんて気付かずに――――