俺は、2を選んだ・・・

「お、俺は、藍川剣次だよ」

「へ~じゃあ、剣次って呼ぶね!!」

可愛い笑顔。親父に言ったらきっと〝スパイしろっ!”って言うだろうな。きっと・・・

「じゃあ、俺は、春彦だから、ハルって呼ぶよ。」

「うん!分かった!よろしくね!剣次。」

「うん。よろしくハル。」

それ以来、俺たちは色んなところに出かけるようになった・・

  けど・・・

       これから・・・・
            
             予想もしたいなかったことが・・・・・ 
   
                   起きた・・・・
                                        
それは・・・・

親父からの・・・

〝秋樂院家殺人”依頼だった・・・・・

もちろん、理由を聞いた。

その理由が・・・-

1時間前・・

「秋樂院家のものを殺せ!」

「俺たちの仕事は、スパイだろ!!何で殺人しなくちゃならないんだよ!」

「黙れ!!これはな、命令なんだ。」

「誰の?」

「それはな・・。秋樂院グループの下にいる、KITAMOTOグループだ。」

「KITAMOTO・・って確か・・・」

KITAMOTOグループは、確かに、有名なグループだ。

しかし、秋樂院グループには叶わない。

だから、有名なスパイグループの俺たちに頼んだってわけか・・・。

「冗談じゃない!!誰がこんなことするかつーの。」

「まぁいい・・。何も今すぐってわけじゃない・・・考えておけ。」

「考えたって、変んねーよ!!」



・・・はぁ、困ったものだ。

「・・・っ!・・・・じっ!・・・・剣次!!」

「えっ?」

「どーしたの?さっきからボーとして!」

「あっ・・・ごめんでなんだっけ?」

「だから~」

理由がいえるわけがない・・・。

まさか、自分の友達がスパイグループの

息子で、狙われているなんて・・