俺は、スパイグループの息子で友達がいない。まぁ、そんなことどーでもいいけどさ。

俺が多分人生で一番悩んだことがあったその話は・・・

ある日

俺は、遊びに行っていて、よそ見をしていた時にある人と、ぶつかったんだ・・・

「すみません・・」

俺はあわてて謝った。

「いえ、こちらこそすみません。」

俺と同い年くらいの、可愛い男だった

ぶつかった人の荷物を一緒に拾ってあげた。

ふと、拾い上げた本を見たら・・・

同じ本を持っていた。だから、つい

「あっ!俺、この本持ってる!!」

と、声を上げてしまった。けど、

「え?そーなんですか?この本おもしろいですよね!」

と、答えてくれて・・そのまま意気投合。

「君の名前は?」

俺への問いかけを素直に答えてくれる。

「僕は、秋樂院春彦です。」

秋樂院・・・・どっかで聞いたことがある。・・・・確か

秋樂院って世界で指3本に入る大手会社だったような気がする・・

「・・・ねぇ、聞いてる?」

「あっ・・ごめん。で、何だっけ?」

「だから、貴方の名前は?」

「あ・・・俺の名前は・・・」

どうしよう・・・・名前を言えばスパイのグループだとばれる。

けど、嘘をつくわけにもいかない。

どうすればいいんだろうか・・・

1.素直に言う


2.仮の名前を言う


貴方ならどっちを選ぶ?












ひとつ言っておくがこの悩みが人生で一番悩んだわけではない。