ザ・スキャンダルー芸能人とイジワル記者との恋ー【完】

『カッコイイ…』

そう言ってあたしが手に取ったのはドクロのブレスレット

『涼への?』

『えっ?自分のだけど?』

『ちょっと!!今日は女の子だろ?』

『あっ…つい…でもブレスレットならオシャレでしょ?!』

『ある意味、一種の職業病だな』

『自分でもカナなのか彼方なのかわからなくなる時あるよ』

『休まる場所を作ればいいんじゃねぇの?』

『そんな簡単に出来っこない』

『例えば…俺を彼氏にしてみるとか』

『何でおっさんと…』




『『あっ…』』




『今…おっさんって言ったよね?』

『言ってない言ってない』

『人って嘘付くとき大抵2回同じ言葉繰り返すんだよね』

『…。』

黙って俯いたら下からスッとマー君の顔があらわれ時間が止まった気がした。

一瞬だけど唇に感触があってキスされたと理解するのにそう時間はかからなかった。